失われた30年、失われなかった日本文化

失われた30年に日本は何を失ったのだろうか?そして何を失わなかったのだろうか?

失われた30年とよく聞く。日本経済の何がバブルを生み、世界一の経済大国に押し上げたのか、明確な答えを見つけられないままバブルは弾け、30年の月日が経ってしまった。

日本は何を失ったのだろうか?

経済大国の地位?

経済の発展?

経済を発展させる知恵とバイタリティ?

私はこう思う、日本は自信を失ってしまったのだと。

バブル経済の成長とともに、世界中に積み上げられた日本円の札束は、バブルが弾けた爆風で吹き飛ばされた。

その時自信をも吹き飛ばされた。

最近では、海外で活躍する日本人(大谷選手など)に熱狂し、また〇〇大国日本とか世界第一の〇〇など、やたらにタイトルを付け、日本のプライドと自負心を必死に保とうしているように見える。

物質への価値観が下がり、心が重要視される時代に、その礎である自信を日本は失ってしまった。

しかし、札の山に埋もれていたモノが、爆風の後に姿を露わにした。

「日本文化」である。

近年の海外でのアニメやニンジャ、日本食ブーム、来日観光客の増加。

日本に住んでいる者にとって、何が海外の人を引きつけるのかピンと来ない。

「日本文化」とは、誇りに思い、大切に守っているだけのものではないようだ。

それは、この島国に住んでいる人の根っこにあり、肌身に染み込んでいるように感じる。

だからこそ自身には分からない。

しかし、

日本文化に海外の人を引き付ける何かがあるのなら、それを解き明かせば、この国独自の根っこ骨格がわかるかもしれない、この国の魅力、誇るべき何かが見つかるかもしれない。

日本文化に潜むいにしえの知恵が、それを解き明かす鍵を示してくれるのではないか。

そんな希望を抱いて、「日本文化」の謎を解き明かしたいと思う。

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