つながりでものを見るとは、永遠に損なわれ無いということだ。
たとえ形を変え朽ち果てても、つながりの記憶は消えない。
つながりの情報は細かい、存在の内部に分け入って、分子構造を理解するように、その構成要素を炙り出す。
それゆえ、その存在自体が消滅しても、その内部の記憶は残る。
大地に積み木でお城を作れるが、海の上には作れない、しかし、一つ一つの積み木のつながりを把握しておけば、再現可能だ、永遠に。
つながりで見るということは、その存在自体にフォーカスを当てないということだ。
昨今、あらゆるものが変化し、形を変え、その位置を変えている。
気候変動、デジタル通貨、01のデジタルコードへと変換される物質。
変化の中では、存在を規定する概念は変化し、個々の存在を隔てる境界は流動し曖昧となる。
存在が容易く変化する時代に突入した。
つながりで捉える思考は、これからの変化の時代に、変化に振り回されない錨になると期待している。
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