今は「風の時代」。知識や情報、コミュニケーションといった、「形が無く目に見えない、しかしこれからの時代とても大切なモノ」が重視される時代だと言う。
2021年の世論調査では、物質より心の豊かさを重視する人が半数を超えた、と報告されている。
欲する物が明確だった頃は、貪欲に物質を求めればよかった、それで幸せだった。
しかし、豊かになり、ある程度物質を手に入れた時、自分や社会をおおう閉塞感に気がついた。
これは物質を追求しても、解決しない、むしろ物質こそが閉塞感の元凶である。
物質は理解しやすいが、限局され柔軟性に欠けている。
物質に縛られた世界は、広がりを持たず閉塞的になってしまう。
この閉塞感から脱するためには物質以外が必要だ。
物より心が大切な時代の到来である。
物質的な充足感というのは理解できる、しかし、心の充足感というのはいまいちピンと来ない。
目に見えず、ものに縛られず、型にはまらない、どうにも捉えどころがない。
柔軟性がキーだというが、捉えようによっては、何でも有りで何も無い、頼りないことこの上無い。
物質に縛られる息苦しさから逃れたくて、宙空を彷徨っているようだ。
「形が無く目に見えない、しかしこれからの時代とても大切なモノ」それは何だろう?
つながりには形が無い、つながりの思考は目に見えないモノを捉える思考だ。
つながりの思考で、探し出せないだろうか。
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